【生成AI】よく使うAIイラストのプロンプトの簡単なワード・例文

よく使うものだけよ。簡単にまとめてみたわ。

AIイラストのプロンプト(呪文)を打つ際に、カンマやら区切りやら空白などを使うのはぱっと想像つくけれども、意味合いを強調したり、弱めると言ったことはなかなかぱっと想像つかないわよね。

いくつか例文やワードを見てみましょうか。

blonde hair, blue eyes

ブロンドヘア(金髪)で青色の目。

こんなふうに呪文(プロンプト)を唱えたら思ったその特徴に合ったキャラクターの召喚がされるかもしれないわね。もう少し細かくあなたの求めているキャラクターを伝えればさらに思ったものに近づいたものが召喚されるわ。

1girl, blonde hair, blue eyes, smile, white dress

一人の少女・ブロンドヘア・青い目・笑顔・ワンピース(ドレス)がおそらく描かれるとは思うわ。

使用しているソフト・アプリやサイト、モデルによっては違った結果になるから、

anime

といったような作風を表すプロンプトを交えるとさらにあなたの望むキャラクターが召喚されるかもしれないわね。

いくつもプロンプトを唱えると優先されなかったり反映されづらいところが出てくるのよね。そういったときには、強調や抑制といった強度を加えるといったことができるのよね。異世界中世風ではなくて、このあたりは2020年代の世界観が現れているわ。

コンピュータは明確になにかの記号を与えることでそれに対して強弱をつけられるわけね。反対に言うと、強弱をつけないと聞いてもらえない可能性もあるわね。これは、蓄積された情報や傾向に左右されるから誰しもがその通りになるというわけではないの。

強調

(word)

少し強調する。効果を高める。優先度を上げるといったことみたい。こちらのカッコで1.1倍(1割増)の力となるらしいわ。少しってことね。

例)

  • (blonde hair)
  • (red eyes)

((word))

もう少し強調する。1.1×1.1で1.21らしいわ。

例)

  • ((blonde hair))
  • ((red eyes))

抑制

[word]

少し抑制する。効果を弱める。優先度を下げるといったことみたい。こちらのカッコで0.91倍(9%弱く)の力となるらしいわ。少しってことね。

例)

  • [blonde hair]
  • [red eyes]

[[word]]

もっと抑制したいときは重ねればいいらしいわ。

例)

  • [[blonde hair]]
  • [[red eyes]]

数値で指定する

どれかをとればどれかが弱められる、相対・比例で動くのがAIだから、これだけははずせない、もっと弱めたいと言った場合は以下のように数値指定することも可能みたいよ。

(word:1.4)

(word) = (word:1.1)は同じ意味みたいよ。

((((word))))こんなことできるのかしら?

ネガティブプロンプトに記述する

排除したい時にはそもそも排除用のネガティブプロンプトに記述すればいいと思うわ。

崩れてしまう

複雑なプロンプトならば、思った特徴のキャラクターが生成される反面、顔や手足・体がふたつになったりうまく描かれなかったりといったことが起きてしまうの。今現在のStable Diffusionのような学習AIの設計ではノイズを除去して人間が望む形にしていくといったものだから、人間から見ておかしいことが理解できていないわけね。新しいものは生み出すけれども、生物のように学習によって得るというよりは、機械的にパターンに合わせて除いていっているという単純なものなのよね。

崩れてしまうケースは多々あるけれども、それを防ぐためにはこういったプロンプトのシステム上においては、プロンプトを打つ側、魔術師・召喚士側が注意することで防げる、反対に言うと矛盾するようなあり得ないプロンプトを与えてしまうと、どちらも立てるためにおかしく崩れてしまうっていうことね。

どういうことかというと、よくあるのが、同じ箇所の特徴に真逆のものや混在できないプロンプトにしてしまっていること。

longhair, buzz hair

長髪なのに坊主。となると上手に混在させたとしても髪の毛の一部は髪が長く、一部は坊主となる。捉えられ方によっては顔が2つ呼び出されたりしてしまうわけ。

そうなると、体は1つだけれども頭が2つとなると思ったものではないわよね。
※それが意図しているのならばいいのだけれども

眼鏡とサングラスを入れてしまう、ドレスとスーツを合わせてしまう、笑顔としているのにうしろから撮ったショットにするといった具合にね。

どちらのプロンプトも叶えようと融合させてくれるんだけれども、色違いの目でオッドアイになるならばまだ良いけれども、そうじゃない時には意図しないクリーチャーになってしまうわね。

生成AIは自発的に学習するわけではないから、本来の形が正しいかどうかというのは自身でチェックできないのよね。傾向に対しては蓄積していけば少しずつは改善されるのだろうけれども。

あと何年かしてこの学習法とは違ったシステムが生まれたらそのときに改善されるかもしれないわね。今現在の最新の考え方はこういったノイズ除去といったものになっちゃうからこれはこれで仕方ないわね。
でも、最初登場した時には顔すら描くことなんてできなかったから、すごい技術よね。

より得たいコンテンツを誰でも、今まで必要だった技術とは違った方向で実現できるようになれば、世界はもっと変わっていくわね。

背景を単色にしたい

サムネイルや他の画像に組み合わせて編集して別の画像作るときは、単色にしたいわよね。

(simple white background:2),
(simple black background:2),
(simple red background:2),

といったようにすればいいと思うわ。全て単色になるというわけではないから、影やグラデーションを付けてしまうから運次第ね。

キャラクターのみ欲しくて、切り抜きや編集前提の画像ならこういったやりかたを使ってみたらどうかしら?

背景を透過したい

レイヤーや透過って概念は2024年頃には基本ないみたいだから、白や黒や他の色を単色で塗ってもらって切り抜きという方法などが使えるかもね。拡張でできなくもなさそうだけれども、選択で削除が早そうね。

画風や仕上がり

ライセンスや制約がかかってくるかもしれないけれども、より短い時間で得たい画風などにしたいときはLoRAを検索して試したほうが早いかもしれないわね。もしくはチェックポイント・モデルを変えてみて!

ラインアートや写真やシンプル化などはプロンプトのみで可能なこともあるわ。

プロンプトに関するページは以下の通り

全般

キャラクター

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